学科の合格点に関わらず一級建築士になるために今やるべきこと

学科試験、お疲れ様でした。すでに自己採点をして、
1.確実に製図に行ける
2.オンボーダー
3.残念
という結果が出ていると思います。前者2つの場合は、迷わず製図対策で問題ありません。悩ましいのは、”残念”だった場合です。学科試験の反省はもちろんやるとして、その後をどうするか。

来年の一級建築士合格を見据えた選択

学科試験の反省と合格点とのギャップ

本試験の見直し

10月以降の学科再開に向けて、正解はどの選択肢だったのか、なぜ間違ったのか、を確認してください。ざっくりで構いません。

学習方法の見直し

結果を出せなかったということは、学習方法に問題があったと考えられます。想定される合格点との差を埋めるための学習方法を考えて下さい。

今年、結果を出されている受験生の方のブログがとても参考になります。
blog

石垣島から合格物語

製図試験対策をはじめる

学科の反省が済んだら、何も言わずに製図試験対策をはじめてください。

得たい結果から逆算した行動が必要です。来年の一級建築士合格を考えると、”今”、製図に取り組むことがベストな選択になります。

多くの受験生は、学科に合格するまで製図には触れません。たぶん、なんとなく恐ろしい感じもするし、何をして良いのかわからないからだと思います。海豆所員もそうでした。

ただ、近年の製図初受験合格者を見ていると、

学科に失敗した年
少なくとも3時間トレースは達成 + エスキスの基礎

学科に合格した年
作図はできるからエスキスに集中 ⇒ 製図初受験で合格

というパターンが圧倒的に多いです。

ポイントは、たった2カ月間、製図に取り組んでおくことで、学科に通った年に製図試験経験者と同レベルで戦えるという点です。

今年、製図に取り組むのは、屈辱的かもしれません。学科も通ってないのに、かっこわるいなと。それでも、製図試験対策に取り組まれることを強くお勧めします。

考えてみてください。

一級建築士になりたいんですよね?いつかは学科に合格します。その後、製図試験を受けることは確実です。そのときに、ゼロから準備しますか?丸腰で、製図経験者と競争しますか?製図経験者といっても、2年目、3年目の受験生ではありませんよ。5年目、6年目の受験生です。

もし、来年、一級建築士に合格したいと考えているのであれば、10月までは製図対策に取り組んで下さい。

やるべきことは次のようなものです。

製図試験対策講習会に参加してみる

単発のものでOKです。あまりお金をかける必要はありません。あなた以外にもまだ学科試験に合格していない参加者がいます。

製図道具を一式そろえて標準解答例をトレースしてみる

3時間でトレースすることがいかにハードなことかわかります。しかも、作図はトレースよりもさらに時間がかかります。

無料で公開されている課題を解いてみる

最初は何がなんだかわかりませんが、合格者が蓄積してきたエスキス手順でやってみると、機械的に解けることが理解できます。

まとめ

周りと同じことをやっていても、合格率10%には手が届きません。緊張が切れて学科の勉強に身が入らないのであればなおさら、2か月間だけ製図やりませんか?製図試験対策の仕上げに、今年の試験当日は会場まで行ってみてください。「来年、ここに立つんだ。」と確信できます。

今日はここまで!!

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