こんにちは、博士です。
エスキスで、予想以上につまづくのがコア位置の検討。
なかなか決められず、あーでもない、こーでもないと言っているうちに、時間が過ぎていませんか?
でも、心配はいりません。
コア位置検討の簡単な進め方があるんです。
効率的にコア位置を検討するための方法をご紹介します。
エスキスは6つのベーシックコアで速くなる
コア位置は考えるな選べ
4コマ×6コマに、2つのコアを配置するとします。
計算上、コア位置は276パターン。
しかし、隣合うパターンなど、現実的でないものを除くと計画に使えるコア位置のパターンは、多くありません。
50年分の過去問を分析した結果、コア位置の検討に必要な基本となる組合せは、たったの6パターンで良いことがわかりました。
そのコア位置のままプランが出来上がるとは限りませんが、課題を解くたびにゼロから考える必要はなくなります。
コア位置の検討で、時間をロスすることはもうありません。
6パターンのいずれかを皮切りに、ゾーニングのパターン出しを行ってください。
しかも、敷地形状とメインアプローチの組み合わせから機械的に選択するだけなので、6パターンから選択する煩わしさもありません。
ベーシックコア
コア位置検討の基本となる6つのパターンをベーシックコアといいます。
(縦・横)×(北・南・東西のアプローチ)=6パターン
この6つを覚えるだけで、無駄な時間を最小限に抑えることができます。
お気づきでしょうか?
敷地との組み合わせがあるので、6パターンですが、コアの配置だけなら
実質2パターンしかありません。
コア位置の特長
4コマ×6コマの場合
- 2コマ以上離れている
- 中心線を跨いでいる
2方向避難を確保しやすく、重複距離を回避しやすい。
動線が分離しやすく、空間をさばきやすい。
使い方
- 取れる器が縦長か横長かを敷地から判断
- メインアプローチが北入り・南入り・東西入りのいずれかを判断
- ベーシックコアから1つ選んでゾーニング開始
エスキス手順との関係については、こちらから。
初受験生でもウカル簡単トレース・エスキス
まとめ
誤解がないように繰り返しますが、この6パターンのコア位置を最後まで動かすな、という意味ではありません。あくまでも、検討の導入として採用してください。特に、初受験生は考える工程を減らすべきです。エスキス時間を有効に使うために、できるだけシンプルにいきましょう。
今日はここまで!!