一級建築士学科試験の独学で押さえるべき学習方法5つのポイント

[chat face=”hakase300.png” name=”博士” align=”left” border=”none” bg=”gray”]こんにちは、博士です。
資格学校に通わず28歳で一級建築士に合格して、これまで2000人以上の受験生に学科試験合格のコツをお伝えしてきました。
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学科試験の勉強を始めたものの、何をどのように進めたらいいのかよくわからなくて、困っていませんか?

今日のブログでお伝えする「合格に必要な5つのポイント」を押さえることで、独学での効果的な学習方法がわかります。

合格に必要な5つのポイント:学ぶべきもの、学び方、教材、スケジュール管理、独学の注意点

理由は、この考え方で、博士がアドバイスしてきた初受験生を含む多くの受験生が学科試験に合格できているからです。

最後まで読んで頂くと、独学で何をどのように学べば合格できるのかがわかり、具体的な行動に移すことができます。

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独学でも学科試験に合格できる


これまでは、資格学校に通わないと合格できないと言われてきました。

しかし、最近ではおよそ1割の受験生が独学で学科試験対策に取り組んでいます。

独学の合格者は毎年増加

受験生の方とやりとりしていて、毎年のように独学で受験する方が増えていることを実感します。

その背景にあるのは、学習方法の選択肢が増えたことです。

学習ソフト・アプリ

勉強といえば、印刷物を使った方法が主流でした。

しかし、最近では一級建築士の学科試験対策専用ソフトやアプリなどが利用できるようになりました。

YouTubeチャンネル

また、一級建築士の合格者がYouTubeなどの動画投稿サイトに、学習方法を解説した動画を公開しています。

資格学校に行かないと知ることができなかった情報が、合格者たちによって発信されるようになりました。

お金をかけなくても合格に必要な知識を学ぶ環境が完成しつつあります。

独学合格者の報告がたくさん

その結果、ツイッターには独学で合格した受験生の報告がたくさんあります。

ツイッターだけでも独学での合格者が多くいるので、独学も通学も合格率に大きな違いはないようです。

近年の学科合格率
2020年 20.7%
2019年 22.8%
2018年 18.3%
2017年 18.4%
2016年 16.1%

独学でも過去問さえ学習すれば合格


何を勉強すれば合格できるかというと、学科試験の過去問です。

過去問以外の勉強をしても、得点に結び付かないので時間の無駄です。

学科試験の9割は20年以内の過去問

本試験のほとんどが過去問で構成されています。

過去問さえ理解してしまえば独学でも合格可能です。

株式会社建築イノベーションさんの発表によると、2019年の一級建築士学科試験では、

20年分の過去問の知識だけで、125点満点中107点獲得できたことがわかりました。

独学でも新問対策は可能

とはいえ、新問対策をしなくてもいいのか、気になりますよね?

心配はいりません。

独学でも、新問対策はできます。

過去問の理解が新問対策

それは、過去問を理解することです。

なぜかというと、新問であっても過去問の知識で解けるからです。

すでに説明した通り、過去問に関連した知識で、合格ラインを超えられることが証明されています。

また、解き方で例を挙げるなら

選択肢
❶新問
❷過去問
❸過去問
❹過去問

の場合、❷~❹を確認して、正答肢がなければ、❶を答えにできます。

そもそも何が出題されるかわからない新問を当てにいくことほど、非効率な試験対策はありません。

独学に最適なサイクル学習法


過去問を学習すれば、合格できることがわかりました。

では、どのようにして膨大な量の過去問を学べば良いのか?

独学に適しているのは、サイクル学習法です。

分ける・理解する・覚える

サイクル学習法とは、過去問を選択肢単位で

  1. 分ける
  2. 自信をもって説明できるもの(=分かる)と、それ以外(=分からない)に分類します。

  3. 理解する
  4. 説明できなかった選択肢について理解します。

  5. 覚える
  6. 理解したら必要な公式などは暗記しましょう。

を繰り返し、効率的に得点源を増やしていく方法です。

理解したら外す

サイクル学習法のポイントは、理解できた選択肢は学習の対象から外すこと

自信をもって◯または×の判断ができる選択肢は、次のサイクルでは解く必要はありません。

それよりもまだ理解できていない選択肢の理解に時間を割くことで、得点できる問題を増やしましょう。

科目別の学習方法

一級建築士の学科試験は、5科目125問で構成されています。

それぞれのポイントを説明していきますね。

計画

寸法から、建築物の実例まで、出題内容の幅が広いです。

一度苦手意識をもつと関心が持てなくなるので、好みのとっかかりを持ってください。

例えば、建築写真が好きなら、出題される建築物の写真集を楽しむなど。

環境設備

現象を理解して下さい。

例えば、なぜ結露するのか、など。

現象を説明できるようになれば、問題は簡単に解けるようになります。

法規

条文を一つずつ理解することはもちろん、法律ごとの構成をイメージできるようになりましょう。

法令集のどのへんで、何を規定しているか想像できるようになれば、法規は満点が狙えます。

構造

英語だと思ってください。

文法はたまたま日本語と同じなので、単語の理解に時間を使いましょう。

単語さえわかれば、計算問題も、文章問題も解けます。

施工

施工は、建築RPGと言われるほど、すべてがつながっている物語です。

土工事から仕上げ工事までの流れを、現場をイメージしながら説明できるようになりましょう。

問題が楽に解けます。

独学に使える教材・参考書


過去問を理解するために、どんな教材を使えば合格できるのか、について解説します。

教材には、いくつか種類があるので、メリットとデメリットをあわせて見ていきましょう。

ソフトやアプリ

最近、伸びているのがパソコンやスマホで勉強できる教材です。

紙ベースの勉強に執着がないのであれば、理解度を管理しやすいためソフトを使った学習をおススメします。

例えば、
合格ロケット

  • 過去問20年分の選択肢ひとつずつに解説を掲載
  • 24時間メールで質問が可能
  • リマインド機能など独学を支援する仕組みが満載
  • 耳さえ空いていれば学習できる音声教材付き
  • いつでも・どこでも・どんな端末でも学習可能

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メリット

自分の理解度を可視化して管理できます。

膨大な量の過去問を簡単に持ち運ぶことが可能です。

デメリット

目が疲れるかもしれません。

ブルーライトカットの眼鏡をした上で、モニターの”輝度”を下げるとかなり軽減されます。

また、本試験のように紙で問題を解く機会が減るため、模試を積極的に活用する必要があります。

市販教材

Amazonなどでも買える教材です。

過去問集

参考書

メリット

入手がとても簡単。

値段もお手頃で、財布に優しいです。

デメリット

ただし、掲載されている過去問の年度数が少ない。

その結果、過去に出題されていた問題がもれていて、本番では得点できないかもしれません。

学科試験は、過去問20年分を理解していれば100点(125点満点中)を超えることができます。

学校教材

資格学校で受講生に配布されている教材です。

メリット

過去問に関連した知識が網羅されています。

得点に必要な情報がわかりやすく整理されているため、効率的な学習が可能。

デメリット

もちろん、普通には購入できません。

数十万円の授業料を支払うことで入手できます。

[chat face=”hakase300.png” name=”博士” align=”left” border=”none” bg=”gray”]メルカリやヤフーオークションでもゴニョゴニョ・・・[/chat]

紙ベースの場合、理解度や学習範囲の可視化には工夫が必要です。

法令集

教材とは違うのですが、法規を解くために必須の法令集を紹介させてください。

A5・縦書き

A5・横書き

B5・横書き

法令集を選ぶときのポイント

大きい?小さい?

A5サイズはコンパクトですが、その分、表が見開き1ページに表示されません。

別表などの確認に何ページもめくることもあります。

B5サイズは見やすい反面、机のスペースを消費します。

縦書き?横書き?

縦書きのほうが慣れている方も多いですが、

学科試験の問題文は横書きなので、法令集も横書きであれば視線の動きを変える必要がないので効率的です。

線引きの教材

どんな教材で法令集の線引きをするべきか迷ったらこの本一択です。

分かりやすいだけでなく、満点が狙えます。

独学のためのスケジュール管理方法


では、どのように日程を管理していけば良いのか説明していきます。

学科試験で安心して合格できる100点(125点満点中)をとるために必要なことは、

20年分およそ1万本の選択肢を試験当日までに理解することです。

計画は月単位・週単位・日単位

月単位

まず過去問1周に何ヵ月かかるか想定します。学習が進んだら修正してください。

例えば
1サイクル目:3ヵ月
2サイクル目:2ヵ月
3サイクル目:1ヵ月

理解した選択肢は学習の対象から外して良いので、進むにつれて1サイクルにかかる時間は短くなります。

週単位

各科目の項目(例えば、コンクリート工事とか)を週単位で計画します。

分量が多い項目は数週間かかるかもしれません。

分量が少ない項目どうしをまとめて学んでしまうと、時間の無駄がなくなります。

日単位

最後に、1日あたり何本の選択肢を学習すれば、本試験に間にあうかを考えながら学習量を決めていきます。

その際、1週間のうち1日は予備日としてください。

何か予定外のことが発生した場合に調整するためです。

学科試験までに間に合うか確認する方法

現在の学習スピードで本試験までに間に合うかを大まかに確認できる方法を説明します。

サイクル学習では、まず選択肢を「分かる・分からない」に分類します。

仮に「分からない」に分類した選択肢の数が、7,000本あったとします。

「分からない」を2サイクル目で学習して理解が進んだ選択肢1,000本、それにかかった期間1ヵ月を、1サイクル当たりで進められる学習量とします。

[box02 title=”考え方”]
(1サイクル目で「分からない」に分類した選択肢の本数 / 1サイクル当たりで理解できる本数)× 1サイクルにかかる期間 - 2サイクル目にかかった期間 = 今から合格までに必要な期間
[/box02]

7,000本/1,000本)×1ヵ月=7ヵ月-1ヵ月=6ヵ月 ➡ 今から合格までに必要な期間

学科試験までの残り時間と比較して、時間が足りないならペースアップ、足りるなら現状のペースを維持してください。

独学の合格者だからこそお伝えしたい3つの注意点


実は、博士は資格学校に通ったことがありません。

学科も製図も独学。

[chat face=”hakase300.png” name=”博士” align=”left” border=”none” bg=”gray”]通わなかったのではなく、通えなかったのですが・・・[/chat]

そんな博士が独学で合格するまでに気を付けた点を説明します。

学習ペースを確認しろ

どうしても、自分の現在地がわからなくなります。

独学だからこそ、他の受験生と交流して、自分のペースが適切か確認しましょう。

TwitterなどのSNSで他の受験生とつながるのがおススメです。

モチベーションを維持しろ

いずれ、モチベーションが下がります。

  • 会うとやる気を出させてくれる人
  • 見るとやる気が出る写真や動画

などを用意しておくと良いです。

理想的な精神状態は、いちいち上下しないこと。

淡々とこなしていたほうが、精神的には疲れません。

疑問点を解決する手段をもて

これが一番難しくて、大切です。

独学が失敗する原因は、疑問点が解決できず、モチベーションが一気に下がること。

そのため、教材は、疑問を解決する方法とセットで選ぶことを推奨します。

まとめ

以上、一級建築士の学科試験に独学で合格するための5つのポイントについて解説してきました。

  1. 過去問20年分を
  2. 学科試験対策ソフトを使って
  3. サイクル学習法で
  4. 7月までの残り時間を考慮しながら
  5. 注意点に配慮しつつ
  6. 勉強すると独学でも合格できます。

    やってやりましょう。