一致したら要注意!!エスキスにつまづく初受験生の7つの特徴

こんにちは、博士です。

エスキスの勉強は進んでいますか?思うように課題を解けるようになりましたか?

ただただ時間ばかりかかって、結局ろくなプランができない。

模範解答を見てもどうやったらそんなプランにたどりつけるのかわからない。

こんな風に悩んでいませんか?

でも心配はいりません。

何年も受験生の方にアドバイスしているので、エスキスが上達しない方の特徴がわかっています

以下の特徴にあてはまったら、ぜひそれぞれの対策に取り組んでみてください。

7つの特徴

  1. 手順が決まっていない、かつ、意味を説明できない
  2. 上手く解けないときは課題文のせい
  3. 模範解答に似ているかどうかで一喜一憂
  4. 自分の図面と講師しかみない
  5. 同じ課題を一度しか解かない
  6. 発想しようとする
  7. 質問はしても助言は受け入れない

手順が決まっていない、かつ、意味を説明できない

課題を解くときに、毎回、手順が異なる初受験生がいます。

もちろん、最初のうちは手順がわからないので、手順を固定するためにいろんな手順を試すことは問題ありません

ただ最終的には固定しましょう。

なぜなら、手順を決めないと、課題をいくつ解いても自分のエスキスの何がよくて・何が悪いのかわからないためです。

手順の意味

また、手順の意味がわからないままエスキスしている受験生の方にときどき遭遇します。

博士「この手順は何を目的にされてますか?」

受験生「。。。意味はよくわからないんですけど、やったほうがいいのかなと思って。」

博士「・・・」

手順を固定する過程で、各手順の意味を理解してください。

理解できない手順は、エスキスに含めるべきではありません。時間の無駄です。

どのエスキス手順が自分にとって意味のないものか確かめるために、受験生仲間に説明してみましょう。

この手順では何を、何のためにしているのか、そして、どの手順と関係があるのか、説明してみてください。

上手く解けないと課題文のせいにする

自分の思うように解けなかったときに、「課題文が特殊だった」「課題文が難しすぎた」という受験生がいます。

原因を自分の外に求めると、一生合格できません。

本試験で出題される課題文は1種類なので、合否結果に出題内容が影響することはありません

受験生は全員同じ課題を解きます。

どんな課題が出題されても、上位4割が合格するだけです。

模範解答に似ているかどうかで一喜一憂

課題文を解き終わると、早速、模範解答を見て、自分のプランが近い・遠いと一喜一憂してしまう受験生がいます。

もうね、無意味。

一歩も前進しません。

模範解答はあくまで一例でしかないんです。

課題文を造るための元になってるだけのプランです。

製図試験は、その元になったプランに、近いか遠いかで合否が決まるわけではありません

ゴルフでいうと、カップインするのが合格者ではなくて、グリーンに乗るだけで合格なんです。

しかも、どこからグリーン・オンしても構いません。

一つの方向からだけ見ていると狭く見えるグリーンでも、製図試験のグリーンは見る方向が変わると幅が広いのです。

どこからアプローチしても、上位3割に入る力を手に入れましょう。

自分の図面と講師しか見ない

添削された自分の図面をいくら見ても合格はできません。

全体の中で上位3割に入る力がないと、ちょっとのミスで上位4割からもれます。

普段の勉強では、同じ課題を解いた受験生の中で、自分のプランは上位何割に位置するのか理解することが大切です。

それを理解せずに、いくら講師から指摘されたことを直しても、単なる壁打ちになります。

壁打ちだけを繰り返しても、試合では勝てません。

ぜひとも、他の受験生のプランをみてください。

自分の実力が分かります。

他の受験生に比べて自分に足りない能力もわかります。

あとは力を磨くだけ。

同じ課題を一度しか解かない

一度解いた課題は、二度と見ないという方も少なくありません。

それだと、いつまでたっても自分の得意なパターンや、悪い癖がわからないんですね

1回目に、パターンA、B、Cを検討したとします。

1回目では、パターンAを選んでプラン作成したとします。

その結果、パターンAでは、合格レベルのプランが作れませんでした。

はあー、残念。って言ってる場合はないんです。

2回目にパターンBで解いてみてください。

もし、Bのほうが良いプランを造れたら、1回目にAを選んだ根拠を探してください。

そこがあなたのダメポイント。

なぜ、BではくAを選んだのかがわかれば次に同じ選択ミスをしなくなります。

最後に、念のためCでも解きます。

1回目にCを捨てた判断は本当に正しかったのか確認してください。

ここまで同じ課題を解くと、次の課題を解く際に実力があがっていることを実感できます

発想しようとする

設計製図試験には、

  • かっこいいデザインいりません。
  • 天才的な閃きいりません。
  • 豊富なアイデアいりません。

出題方法が変わらない以上、一定の手順に沿って作業を進めれば、合格レベルのプランができるようになっています。

そのため、発想する必要性はまったくないのです。

製図試験の課題文についておさらい

製図試験の課題は、

元となるプラン(視覚情報) ⇒ 課題文(文字情報:条件)

という感じでつくられます。

受験生は、その逆、

課題文(文字情報:条件) ⇒ あなたのプラン(視覚情報)

をするわけです。

「元となるプラン」と「あなたのプラン」は完全一致する必要はありませんし、するわけがありません

条件を満たせば勝手に合格プランになります。

製図試験はほとんどが作業です

新しい何かを考える必要はありません。エスキス手順を理解しながらみにつけましょう。

質問はしても助言は受け入れない

学習が進むと、何がわからないのかがわかるため、質問できるようになってきます。

ところが、質問をして、講師や先輩合格者からアドバイスをもらっても、「でも・だって」を繰り返して、一向に前に進めない受験生がいます。

良い大人が、自分の考えを固めつつあると、新しいことは取り入れたくないと感じることもあります。

でもそれなら、質問する時間がもったいないです。質問するなら、吸収するつもりでいきましょう。もらったアドバイスを試して、自分に合わなければ、やめればいいだけです

まとめ

この7つに何個あてはまっても今ならまだ大丈夫です。この逆のことをやればいいのです。対処してください。時間はまだあります。

今日はここまで!!