こんにちは、博士です。
フリーハンドは不利だ、と聞いたことありませんか?
フリーハンドというだけで、減点されると。
でも、ちょっと待ってください。
課題文には、「フリーハンドでもよい。」と書いてあります。
仮にですよ、「フリーハンドでもよい。」と課題文が謳っておきながら、フリーハンドだというだけで減点されていたら、これと同じことです。
”制限速度60㎞”と掲げられた道路を時速55㎞で走っていたら、車を止められて
「この道路、実は制限速度40㎞なのでスピード違反です。」
と言われて切符を切られる。
こんな国家試験いやですよね。にもかからわず、なぜフリーハンドは不利だと言われるのでしょうか?
フリーハンドは悪くない
実は、フリーハンドが悪いわけではありません。
作図レベルの低い図面が減点対象になるだけです。
つまり、フリーハンドだろうが、平行定規だろうが、採点者が見て理解できない、判読できない、必要な要素が描かれていない図面=伝わらない図面はダメということです。
なぜ、作図レベルが下がるのか?
フリーハンドの作図レベルが低いのは、試験当日、初めてフリーハンドを採用するから、です。
お祭りで、見たこともない踊りを急に踊ってと言われても、練習なしでは踊れないのと一緒です。
練習もせず、時間がなくなったからといって、ぶっつけ本番でやってみた結果、痛々しい図面になるのは当然。
フリーハンドはけして難しくありません。コツを知るだけで、遠目には、むしろきれいな図面に見えてしまうほど簡単です。
ただ、コツを理解しないまま作図すれば、印象・出来とも悪くなります。

裏を返すと、緊急時に備えて練習しておけば、そのスピードを最大限いかすことができるということです。
フリーハンドは不利だと決めつけずに、練習しておくことをおすすめします。
3時間で作図する方法しかしらない受験生と、緊急事態に備えている受験生では、どちらが合格に近いでしょうか?
まとめ
フリーハンドではなく、ダメな作図が不利なだけです。情報を鵜呑みにする前に、検証してください。
例えば、海豆ユーザーの初受験生は、フリーハンドで合格しています。初年度はエスキスの理解に時間がかかるため、作図の練習が不足しがちです。そこで、フリーハンドによる2時間作図を身につけます。
初受験のため、プランも厳しい仕上がりです。それでも、合格できています。フリーハンドがなぜ不利だといえるのでしょうか。
断片的な事実から、本質を知る努力を忘れずに。
今日はここまで!!