学科の模試はもしものためのifでしかない

5月、6月といえば、一級建築士試験の学科模試が増える季節です。楽しんでますか?楽しめませんよね。なぜ模試を楽しめないのでしょうか?それは、点数に一喜一憂しているからです。学科試験模試の正しい活用方法をお伝えします。

学科試験当日に得点するためのif

模試の点数を見て落ち込んでるなんて、時間の無駄でしかありません。

模試の点数が悪かったら、学科試験に落ちるんですか?
模試の点数が良かったら、学科試験に合格できるんですか?

1回の模試で出題できるのは、たった125問。一方、一級建築士の学科試験は、法規だけでも100を超える法律から出題されます。出題範囲は膨大です。

もちろん、良く出題される分野はあります。ありますが、たかだか数回の模試の結果が、学科試験本番の結果を決めるわけでは決してありません。

模試は、あなたも気づいていない知識の穴を示してくれているにすぎません。もしも、模試で間違えた問題が試験当日出題されたらどう対処すればいいのかがわかれば、OKです。

穴の確認

何を間違えたのか?

模試の結果が返ってきたら、点数を気にする必要はありません。平均より上だったからと言って、合格が保障されるわけでもありません。

ポイントは、何を間違えたのか?です。間違えた問題と、たまたま当たった問題に着目します。

間違えた問題が過去に出題のない全くの新問対策なら気にしなくて構いません。どう解けばよかったのか、解説をよく読んで理解してください。

間違えた問題が過去問そのもの、あるいは過去問の類似・応用問題ならだいぶ気にしてください。勉強し始めた時期ならいざしらず、今の時期に落とす過去問はもったいないです。学科試験は、過去問が全て。新問を1,2問予想するより、大多数の過去問を制覇することのほうが合格に近づきます。

どう間違えたのか?

ちょっと面倒くださいですが、間違え方をそろそろ分析してみてください。勘違いなのか、計算ミスなのか、そもそもわかっていないのか。

要注意は、そもそもわかっていない問題、ではありません。なんとなく間違えたほうです。

試験当日同じ過ちを繰り返します。せっかく理解しているのに、得点に結び付けられないのであれば理解していないのと同じです。

本番では大丈夫、と逃げずに対処方法を考えましょう。例えば、正当肢を探しに行って凡ミスしたのであれば、時間の許す限り消去法にするなど。選択肢を絞っていくことで、正答率を上げることもできます。

まとめ

自分の穴に気づいて、一つずつ対応していくことで、穴が埋まっていく感覚を得ることができます。楽しくないはずがありません。合格しましょう。モシモシばっかりで読みづらくて申し訳ありません。

今日はここまで!!