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「階振りもパターン出しするの?」するんです。条件図から一発で階振りが決まればいいのですが、製図本試験はそんなに甘くありません。ただ、階振りのパターン出しって面倒くさそうですよね?大丈夫です。簡単な方法があります。

小学生でもできる階振り

全ての室を書き出すのは時間がかかるのと、エスキス用紙のスペースを消費してしまいます。また、階振りは、基本的に部門単位で行うので、エスキスの初期段階では室名を書き出す必要性は必ずしも高くありません。

そこで、”課題文”を使います。課題文で階振りのパターン出しをしてみましょう。

エスキスが楽になる階振りのパターン出し

準備

  • 課題文の右半分を、左の諸室表に合わせて折ります。
  • 諸室表に合わせて課題文の裏側に表を書きます。
  • 面積読みをした室を含む各部門の合計面積を算出します。

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階振り

1.条件図に従って部門ごとに階振り

階指定にからむ条件のある室を含む部門を優先してください。管理は条件がなければ避難階でOKです。

2.各階の合計面積に割増係数をかけてコマ数を算出

40系か50系かの判断がつかなければ、両方とも計算しておくと後で手戻りがありません。

3.各階の”器”のコマ数と比較

器に納まったら終了。

部門単位では器に収まらない場合

条件図を満たしていることを前提に次の作業を行います。

    1. 管理部門を上下にちぎって、別パターンを隣に書き出します。
    2. 管理部門をちぎっても納まらない場合は一旦管理部門を元に戻します。
    3. 条件図を見ながらちぎっても問題なさそうな部門を慎重に選びます。

この場合、部門の中でも似通った性格の室どうしを1つのグループと捉えます。
課題文に部門指定がない場合もこの考え方は有効です。

  1. 再度階振りして器を超えるコマ数が2コマ未満になったら終了です。

厳密に器にボリュームが納まる必要はありません。神経質にならないでください。というのも、面積読みや割増係数など、不明確な数字をもとにした操作のため、厳密にやったところであまり意味がないんです。2コマ未満のオーバーなら、割増係数によるボリューム等の中で吸収できます。

また、ここで階振りを決定・固定する必要はありません。ゾーニングやプランニングを進める上で、不都合が出てきた時点で微調整を繰り返して問題ありません。

まとめ

階振りはあくまでも課題文と条件図が基準です。各階の器とのフィット感を気にするあまり、条件を無視して、階振りするのは本末転倒です。2階以上で器が余っても対応方法はいくらでもありますので、心配はいりません。吹抜け・バルコニー・屋上庭園・屋根などなど。ただし、とんでもなくコマ数が偏った時は、逆に条件を外しているシグナルでもあります。落ち着いてもう一度検討してくださいね。

今日はここまで!!

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