koureisha
製図試験の課題テーマが発表され、いよいよ試験シーズンが始まります。どんな課題テーマであっても、合格に必要な能力や考え方は変わりません。強い先入観は、合格の邪魔になることもあります。テーマの雰囲気をつかむつもりで背景知識を身につけましょう。

高齢者向け集合住宅

まず理解すべきは、問われているのが「高齢者向け集合住宅」であるということです。”市街地”でも”デイサービス”でもありません。修飾語ではなく、被修飾語がメインであることをお忘れなく。

高齢者向けの住宅は、わかりやすい例を挙げると2種類あります。1つは、介護付きの有料老人ホーム。2つ目が、サービス付き高齢者向け住宅になります。※ここでいう”サービス付き”は、必ずしも”デイサービス”のことではありません。

出題の背景

後者は、平成23年に「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が改正され、登録が始まりました。この法律が改正された背景を知ることで、なぜ今になって既視感の強い課題テーマが設定されたのかがわかります。

1.高齢者単身・夫婦世帯の増加

純粋に社会が高齢化するだけなら若い世代が高齢の世代を支えるという整理だけでもよかったかもしれません。ところが、いわゆる核家族が極まった結果、高齢者のみで構成される世帯が急激に増えました。高齢者だけ、しかも1~2人で生活を維持することに不安を覚える方も少なくありません。

2.要介護度が低い高齢者であっても介護施設

一方で、まだまだ身のまわりのことを自分でできる高齢者が、介護を必要とする方向けの施設に申し込んでしまう、申し込まざるを得ない状況が存在しています。不安を解消したいために、必要以上の施設に入所してしまうケースです。

3.他の先進諸国と比べ遅れている高齢者住宅の整備

海外と比較しても、国内の高齢者住宅の割合は低く、米国にすら及びません。

つまり、介護をそれほど必要としない元気な高齢の方が安心して生活できる住宅が少ない、ということなんです。単なる高齢化云々ではなく、多様な高齢世代に向けた選択肢の整備が必要ということになるかもしれません。そこで国は、介護や医療と連携した高齢者の生活を支援するサービス付き住宅の供給を推進することにしました。

介護付きの有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の比較を大まかなイメージで示します。

介護付きの有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅
生活スタイル 共同住宅のような生活感  自宅のような自由な生活
介護 介護サービスが充実 必要に応じて外部サービスを利用
費用 初期費用が高額な場合が多い 入居の一時金がかからない
食事サービス あり あり
 対象者 60歳以上の自立高齢者と65歳以上の要介護認定者 60歳以上の高齢者

一級建築士受験生専門の占い師を始めて早10年、未来が見えてきました・・・

大丈夫だとは思うものの、念のため、指摘しておきます。今年の課題でもう一つ気になるところがありましたよね?

はい、基礎免震です。

で、典型的なデキない受験生は、基礎免震で頭の中がいっぱいになってガクブルしたまま試験当日を迎えます。あなたは基礎免震構造設計士にでもなりたいのですか?とお聞きしたくなるほど執着してしまいます。

課題テーマでわざわざ明言するぐらいですから、出題されるでしょう。断面と計画の要点では少なくとも求められるでしょう。でもね、ここでは差がつかないのですよ

だってみんな勉強してくるから~。対策バッチリしてくるから~。

今年度、梁伏図がないのも、差がつきずらいからかもしれません。おかしなプランにさえしなければ、梁伏せで悩むことも少ないですしね。

まとめ

しつこいようですが、この試験は、一級建築士設計製図試験です。10月11日まで決して忘れないでください。

今日はここまで!!

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